学年末というシーズン

私立大学ではもう入学試験のシーズンに入ってしまったが,国立ではまだ授業が残っている。
一学年がすべて終わってほっとしている学生もある一方で,今まさにレポートや試験準備に追われている学生もある。教師としてはどちらのタイプも目にしているわけだが,当の教員自身はどうかというと,いつもながらに仕事がとぎれない。学生の目にはぜんぜん触れないところで忙しいことが多く,たぶん学生には分かってもらえないんだろうなと思う。在学生には,入試の準備や立ち番や採点や判定会議や後始末などは関係ないからね。
ぼくはといえば,去年に比べるとけっこう楽かな,というところだ。(これでも3月にはインターウニと独文学会のDaF-Seminarがあるんで,その準備委員としての仕事をしてるんですが。)去年の今頃はもう4月放送開始のNHKのラジオの仕事をしていた。それはもう地獄のような日々が9月まで続いたのだが,2月はその前哨戦で,ストーリー作り,最初のCD録音の準備などに追われていたと思う。今思い返しても,悪夢のようだ。
たぶん,放送の仕事も,学生や聴取者からはどれくらいの労力を掛けているかが見えないものだろう。
まあ,その仕事だけだったらいいんですけど,ルーティーンの労働以外に週4回の放送を行うというのは,もうあなた,寝る時間以外は全部働いているってくらいのもんで,夜中に目から鼻水を流し,笑っちゃいながら仕事をしてましたね。
それを考えると,今年の学年末は極楽…かな?